【簡単】サイドFIREのやり方を3つの手順で解説【好きな仕事＋資産運用】

こんな疑問にお答えします！

今回は、サイドFIREのやり方について紹介します。

定年前に仕事を辞めて、働かなくても生きていけるようになりたい。

そう考える人たちにとって、早期リタイアを目指す「FIRE（ファイア）」は魅力的な選択肢の一つとなっています。

しかし、FIREを実現するためには「年間支出の25年分を貯める必要がある」と言われており、達成までのハードルが高いことも確かです。

そこで最近注目され始めたのが、「サイドFIRE」という新しいライフスタイル。

本記事では、サイドFIREを目指すメリットや、具体的な実現方法について、僕の経験談も踏まえつつ詳しく解説していきます。

▼サイドFIREの特徴はこちら

サイドFIREの意味

サイドFIREとは、「生活費の半分くらいは働いて稼げば良いよね」という考え方のこと。

つまり、「資産運用」の収入のみで生きるFIREと違い、サイドFIREは「好きな仕事＋資産運用」の収入で手堅く生きるイメージです。

FIREとサイドFIREの違い

• 完全なFIRE⇒「資産運用」だけの1つの収入源で生活する
• サイドFIRE⇒「好きな仕事＋資産運用」の2つの収入源で生活する

「そもそも働きたくないからFIREを目指しているのに、生活費の半分を働いて稼ぐなんて意味ないじゃん！」

そう考える人もいると思います。

しかし、収入源が1つしかないFIREと比較して、2つの収入源を確保して生活するサイドFIREには、大きなメリットが存在することも事実です。

次項では、サイドFIREの知られざる魅力について深掘りしていきます。

サイドFIREの4つの魅力

「好きな仕事＋資産運用」でハイブリッドに生きていく。

そんなサイドFIREの魅力を、以下で4つ紹介します。

それぞれ、1つずつ解説していきます。

①必要資金と準備期間がFIREの半分になる

「年間支出×25年分」を「利回り4％」で運用すると仮定した場合、FIREとサイドFIREのそれぞれを比較すると、目標達成までの金額は、以下のようになります。

FIREの必要資金の合計額

• 年間生活費180万円（月15万円）⇒4,500万円
• 年間生活費240万円（月20万円）⇒6,000万円
• 年間生活費360万円（月30万円）⇒9,000万円

一般的なサラリーマンの方にとっては、かなりハードルの高い金額かもしれません。

対して、これらのうちの「半分」を労働収入で稼ぐと考えるサイドFIREなら、必要になってくる資金と期間がFIREの「半分」で済みます。

サイドFIREの必要資金の合計額

• 年間生活費180万円の半分（月7.5万円）⇒2,250万円
• 年間生活費240万円の半分（月10万円） ⇒3,000万円
• 年間生活費360万円の半分（月15万円） ⇒4,500万円

目標達成額が半分になったことで、頑張れば手の届きそうな金額に見えてきませんか？

300万円×10年＝3,000万円が必要となれば、夫婦共働きなら1年でそれぞれ150万円ずつ、1人暮らしなら副業と本業を掛け合わせることで実現可能になります。

このように、実現までの資金や準備期間が半分になるサイドFIREは、サラリーマンにとって「希望の星」といえるでしょう。

②暴落時、金融資産が減るリスクを回避できる

FIRE成功のカギを握るのは、FIRE実現後の株式市場の動向です。

経済状況の悪化によって株価が大暴落した場合、資産収入に依存するFIREでは、運用資金を切り崩す生活に追い込まれます。

その結果、「資産の寿命＜自分の寿命」という崖っぷちの状況に立たされ、想定よりも早く、資金がショートする危険性もあります。

こういった不測の事態を避けるためには、複数の収入源を用意して、資産の減少を防ぐしかないでしょう。

しかし、完全リタイア型のFIREで再就職するのは、極めて困難です。

フルFIREとサイドFIREの就職難易度

• フルFIRE　⇒稼ぐ力がゼロ、再就職がかなり難しい
• サイドFIRE⇒稼ぐ力はある、その気になればフル労働に戻れる

上記のように、労働収入と資産収入で稼ぐサイドFIREなら、暴落相場で労働の割合を増やして、「資産を売らない」といった選択ができるようになります。

これは、セミリタイア型のサイドFIREにしかない強みといえるでしょう。

③給与依存しないため、好きな仕事を選べる

1つの収入に縛られないということは、やりたくないことを辞めるという生き方にも繋がります。

多くの人が抱える仕事の悩みについて、たとえば次のようなものが挙げられます。

仕事で抱える悩み

• つらい人間関係
• 嫌な上司との関わり
• 過度なプレッシャー
• 長時間労働

生活のすべてが仕事の収入にかかっている状況だと、イヤなことがあっても、なかなか辞められないですよね。

そんなとき、資産収入も兼ね備えるサイドFIREであれば、よりリスクなく、より安全に、退職や転職を実行できます。

会社のため、給料のために働く必要がなくなることで、自分自身の本当にやりたかったことを見つける、良いきっかけとなるかもしれません。

④ほどよい労働は、人生を充実させる

サイドFIREして適度に働くことのメリットは、以下のとおりです。

ほどよい労働のメリット

• やりがいや充実感を感じる
• 人や社会との繋がりを保てる
• 働く姿は子どもにも良い影響を与える
• 身体や脳を使うことで健康的になる

大抵の場合、問題となるのは労働そのものではなく、行き過ぎた労働環境にあります。

サイドFIREで好きな仕事に就いて、ほどほどに働くというのは、健康面でも精神面でも良いスパイスとなってくれるに違いありません。

経済的自由を達成したあとも、仕事とプライベートの相乗効果で、より豊かで、より充実した人生を歩んでいけるはずです。

サイドFIREのやり方【3つの手順】

基本的な考え方としては、FIREの実現方法と同じですが、サイドFIREの場合、今後の収入の柱となり得る「副業」に特に注力する必要があります。

さいごに、サイドFIREのやり方を、以下で3つの手順に分けて紹介します。

順を追って、解説していきますね。

手順①節約

1つ目の手順の目的は、「投資資金を確保すること」です。

まずは、自分が何にいくら使っているか、お金の使い道を明確にしましょう。

支出を把握し、無駄なお金を削っていくことで、投資に回す資金を安定させることができます。

節約の具体的な方法は、以下の4箇条に沿って実行するのがオススメです。

節約するための4箇条

1. 収支の把握
   家計簿アプリ等を利用して、お金の流れを見える化する
2. 固定費の削減
   簡単に取り組みやすい、携帯代、サブスク代、保険代から削る
3. 変動費の削減
   支出の多い項目から削る（例：美容代、交友費など）
4. 消費活動の考えを改める
   モノを買う時に、「本当に必要か？」立ち止まって決断する

サイドFIREを目指すうえで、節約（支出の見直し）は「栄養豊富な土壌」です。

土に入り込んできたせっかくの栄養を、無駄に消費しないよう、賢く節約をして、豊かな地盤を手に入れましょう。

手順②副業（一番重要！）

2つ目の手順の目的は、「入金力を高めること」です。

収入アップには、転職や昇給などもありますが、サイドFIREの場合、特に「副業」に力を入れる必要があります。

理由としては単純で、リタイア後の生活費の半分を「今の副業」で稼ぐ可能性があるからです。

副業で続けていたことが、いつしか自分の一番好きな仕事になり、それを軸に活動される方も少なくありません。

サラリーマンにオススメの副業としては、以下のようなものが挙げられます。

オススメの副業

• ブログ
• プログラミング
• クラウドソーシング
• ココナラ

サイドFIREを目指すうえで、副業は「大地に蒔く種」です。

手順①の節約で手に入れた栄養たっぷりの土壌に、実りある種を蒔いていきましょう。

▼バレない副業のおすすめはこちら

手順③投資

3つ目の手順の目的は、「利益をさらに増やすこと」です。

節約と副業で得たお金を投資に回すことで、資産形成のスピードは各段に上がっていきます。

それは、投資で得たお金が更なるお金を生む「複利の力」で、雪だるま式に資産が増えていくからです。

資産形成におすすめの方法として、次のようなものがあります。

資産形成におすすめの投資先

• 個人型確定拠出年金「iDeCo」
• 非課税で運用できる「つみたてNISA」
• 特定指標と連動する「インデックスファンド」
• 高い利回りが魅力の「高配当株」

リタイア後に、大きな失敗をしないためにも、今のうちから少しずつ資産運用の勉強を始めておきましょう。

サイドFIREを目指すうえで、投資は「成長を促す水分」です。

潤沢な大地と実りある種を手に入れたら、あとは水分を与えれば、立派な苗が育ちます。

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まとめ：サイドFIREで、人生をより豊かに、より充実させよう！

自分の自由な時間を確保しつつ、無理のない範囲で働き、しっかりとリスクにも備える。

サイドFIREなら、そんな生き方が実現可能です。

少しでも「サイドFIREを目指してみようかな」と思った人は、この記事を参考に、即・行動していきましょう！

▼サイドFIRE達成までのロードマップはこちら