FIREの一種、リーンFIRE(Lean FIRE)にはどんな特徴があるの?
メリット・デメリットや、実現に必要なお金について教えてください!
こんな疑問にお答えします!
- リーンFIRE(Lean FIRE)の特徴とは
- リーンFIREのメリット
- リーンFIREのデメリット
- リーンFIREにはいくら必要?
- NABIZ-BLOG管理人
- サイドFIRE達成済み、億トレーダー
- 副業投資の最高利益:1億4,000万円
- Twitterのフォロワー:約1,300人
本記事を書いてる僕は、副業投資歴6年の億トレーダー(@NABIZ_BLOG)です。自己破産後に投資を始め、今では年間1億円以上をトレードで稼げるようになりました。
今回は、リーンFIRE(Lean FIRE)の特徴を紹介します。
近ごろ、若い世代を中心に巻き起こっている、FIREムーブメント。
FIREに関する情報を集めていく中で、「リーンFIRE」という言葉を、初めて耳にした方も多いのではないでしょうか?
まず前提として、FIREには4つの種類が存在します(下の図を参照)。
このうちリーンFIREとは、ミニマリスト的な生き方を目指す、完全リタイア型のFIREです。
本記事では、FIREの一種であるリーンFIREの特徴や、メリット・デメリット、必要資金の目安についてまとめ、解説していきます。
リーンFIREについての理解を深めたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
前置きはこの辺にして、さっそく本文へと進みましょう。
▼4種類のFIREの特徴はこちら
リーンFIRE(Lean FIRE)の特徴とは
無駄なモノは徹底排除!お金より自由を優先したライフスタイルが、リーンFIRE(Lean FIRE)です。
Lean(リーン)には、「痩せた・無駄のない」という意味があります。
言葉の意味からも連想できるように、生活レベルを必要最低限まで削ぎ落として、節約に磨きをかけるFIREです。
ただし、我慢を伴う「節約」ではなく、お気に入りの一点を長く愛用するイメージなので、エコとも相性がよく、自然と支出も抑えられます。
リタイア後の生活費は、資産運用のみで稼ぐことになるため、働く必要は一切ありません。
リーンFIREの特徴
- 実現難易度:★★☆☆
- 目標金額 :5000万円
- 収入源 :資産収入のみ
- 労働の有無:全く働かない
支出を抑えるため、物価の安い地方に移住したり、自分で畑を持ち、自給自足生活を送っているリーンFIRE達成者も多いようです。
いわゆる、完全リタイア型に分類されるリーンFIREですが、慎ましい生活を続ける前提のため、実現難易度や目標金額は低めとなっています。
リーンFIREのメリット
「ミニマリスト×資産運用」で、質素・倹約に生きていく。
そんなリーンFIREのメリットを、以下で3つ紹介します。
- 若くして「自由」が手に入る
- 本当に大切なモノが見つかる
- 無駄な時間・お金を減らせる
それぞれ、1つずつ解説していきます。
①若くして「自由」が手に入る
1つ目のメリットは、若くして「自由」が手に入るところ。
一般的に、FIREを実現するためには「年間生活費の25倍」が必要と言われています。
生活レベルを極限まで抑えて暮らすリーンFIREであれば、年間支出は相対的に低くなるため、実現に必要なお金もグッと下がります。
さらに、出費を抑えた生活のおかげで、自然と「貯蓄率」が高まるため、リタイアまでの必要年数(準備期間)も削減可能です。
貯蓄率とは、手取り収入のうち、貯金に回せる割合のこと。
リーンFIREのように、支出を最小限まで減らし、高い貯蓄率を維持できれば、若くして「自由」を手に入れることも夢ではありません。
②本当に大切なモノが見つかる
2つ目のメリットは、本当に大切なモノが見つかるところ。
リーンFIREは、ミニマリスト的な生き方が特徴の一つです。
そのため、不要なモノを捨てて、本当に大切なモノだけを残すといった、「断捨離」の思考が習慣化していきます。
断捨離によって、自身の価値観やライフスタイルを見つめ直す、良いきっかけが得られるはずです。
モノへの執着から離れることを信念としたリーンFIREなら、「自分が大切にしたいモノ」に気付けることでしょう。
③無駄な時間・お金を減らせる
3つ目のメリットは、無駄な時間・お金を減らせるところ。
買い物の機会が減れば、今までショッピングにかけていた、お金と時間を節約することに繋がります。
また、モノを「所有する」ということは、モノを「管理する」ということです。
つまり、モノを減らすことで、片付けや掃除、探し物にあてていた時間と労力を、少なくすることができます。
お金と時間に余裕が生まれたら、余った分を趣味や自己投資に使うことも可能です。
無駄なコストをカットすることで、ゆとりのある生活を送れるのが、リーンFIREのメリットといえるでしょう。
リーンFIREのデメリット
多くのメリットを持つリーンFIREですが、当然ながら欠点もあります。
リーンFIREのデメリットは、以下の3つです。
- 緊急時、金融資産を切り崩す必要がある
- 倹約生活を継続しなければならない
- 人的資本を高めるのが難しい
1つずつ、見ていきましょう。
①緊急時、金融資産を切り崩す必要がある
1つ目のデメリットは、緊急時、金融資産を切り崩す必要があるところ。
リタイア後に全く働かないリーンFIREでは、「資産収入」一本で、生活費を稼がなければなりません。
そのため、経済状況の悪化によって株価が大暴落した場合、資産価値が大きく目減りする可能性があります。
相場の暴落に限らず、病気や怪我といった想定外の事態に巻き込まれた場合でも、必要最小限の資産で暮らすリーンFIREは、とくに影響を受けやすいと言えるでしょう。
②倹約生活を継続しなければならない
2つ目のデメリットは、倹約生活を継続しなければならないところ。
年を重ねるにつれて、生活水準を上げたい!贅沢したい!と思っても、途中から変えることはできません。
当初の人生設計が「最小限の生活費」をコンセプトとしているため、リタイア後に贅沢をしてしまうと、自分の寿命より先に、資金がショートする危険性があります。
ハッキリ言って、倹約生活が苦にならない人でないと、リーンFIREはおすすめできません。
③人的資本を高めるのが難しい
3つ目のデメリットは、人的資本を高めるのが難しいところ。
人的資本とは、簡単にいうと「あなた自身の価値」のこと。
若くしてリーンFIREを達成した場合、離職期間はその分長くなります。
完全に社会から切り離された生活を送るため、スキルや実績を積み上げることが難しく、将来再就職したいときに、弊害となり得るでしょう。
ただし、リーンFIREであっても、以下の対策を行えば、人的資本を高めることができます。
人的資本を高める行動
- 副業を実践する
- 自己投資を始める
- 専門資格を取得する
もっとも、副業をやるのであれば、リーンFIREよりも、サイドFIREを目指すべきなのかもしれませんね。
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リーンFIREにはいくら必要?
さいごに、リーンFIREを達成するためにはいくら必要なのか、以下の前提条件をもとにシュミレーションしていきます。
- 年間生活費の25年分を用意する
- 資産を利回り4%で運用する
自分の場合に当てはめて、リーンFIRE達成に必要な金額の目安にしてみてください。
月間生活費 | 年間生活費 | 必要資金 |
---|---|---|
10万円 | 120万円 | 3,000万円 |
15万円 | 180万円 | 4,500万円 |
20万円 | 240万円 | 6,000万円 |
25万円 | 300万円 | 7,500万円 |
生活水準をどこまで下げられるかは人によるとは思いますが、一般的なFIREと比べても、より少ない金額で、完全リタイアが視野に入るのではないでしょうか。
もっと必要資金の少ないFIREを探している方は、サイドFIREを目指していきましょう!
▼サイドFIREのやり方はこちら
まとめ:ミニマルな生活を送るリーンFIREで、若くして「自由」を手に入れよう!
今回は、リーンFIREの特徴について解説させていただきました。
モノへの執着から離れ、「本当に大切なモノ」に出会えるライフスタイル。
そんな、ミニマリスト的な生き方を目指すリーンFIREで、若くして「自由」を手に入れていきましょう!
▼サイドFIRE達成までのロードマップはこちら
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