FIREには、4つの種類があるって聞きました!
必要になるお金や、具体的なライフスタイルの特徴について教えてください!
こんなお悩みにお答えします!
- FIREの基本的な考え方
- FIREには4つの種類がある
- 理想の生き方を探すコツ
- NABIZ-BLOG管理人
- サイドFIRE達成済み、億トレーダー
- 副業投資の最高利益:1億4,000万円
- Twitterのフォロワー:約1,300人
本記事を書いてる僕は、副業投資歴6年の億トレーダー(@NABIZ_BLOG)です。自己破産後に投資を始め、今では年間1億円以上をトレードで稼げるようになりました。
今回は、4種類のFIREと理想の生き方を探すコツについて紹介します。
このところ、あちらこちらで耳にするようになったFIREという言葉。
そもそもFIRE(ファイア)とは、「Financial Independence, Retire Early」の略語で、経済的自立と、早期退職を実現するライフスタイルのことを指します。
要するに、働かなくても暮らしていける状態のこと。
しかし、一口にFIREといっても、4つの種類・スタイルが存在し、目標とする金額や実現難易度、労働の有無にも違いがあります(下の図を参照)。
そこで本記事では、4種類のFIRE(ファットFIRE、コーストFIRE、リーンFIRE、サイドFIRE)と、それぞれの特徴を、簡潔に分かりやすくまとめ、解説していきます。
本記事は、とくに以下のような方にオススメの内容です。
- 自分の価値観に合ったFIREを見つけたい!
- 自分にとって理想の生き方を探している!
ぜひ、最後までじっくりとご覧ください♪
FIREの基本的な考え方
まずは、全4種類のFIREに共通する「基本的な考え方」について、以下で2つのポイントを紹介します。
- 年間生活費の25倍の資産が必要
- 4%ルールで資産を運用する
それぞれ、1つずつ解説していきます。
①年間生活費の25倍の資産が必要
FIREを実現するためには、「年間生活費の25倍の資産が必要」といわれています。
たとえば、生活費として月々25万円かかる場合、年間支出の合計は300万円(=25万円×12ヶ月)です。
つまり、年間生活費300万円×25倍=7,500万円が、FIREを成し遂げるために必要な資産ということ。
ちなみに、この貯蓄した25倍の資産は、FIRE達成後の「生活資金」として使うのではなく、不労所得を得るための「投資元本」として利用します。
②4%ルールで資産を運用する
25倍の資産が必要な理由には、「4%ルール」が関係しています。
4%ルールとは、年間支出の25倍の資産があれば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方のこと。
下の図で、4%ルールのイメージについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
たとえば、7,500万円の投資元本がある場合、年利4%の運用益は300万円(=7,500万円×0.04)になります。
つまり、年間300万円(=運用資産の4%)以内に生活費を抑えることができれば、資産を減らすことなく、FIREを達成できるという理論です。
FIREには4つの種類がある
FIREの種類には、大きく分けて以下の4つがあります。
- ファットFIRE(Fat FIRE)
- コーストFIRE(Coast FIRE)
- リーンFIRE(Lean FIRE)
- サイドFIRE(Side FIRE)
それぞれの特徴やライフスタイルの違いについて、実現難易度順に解説していきます。
①ファットFIRE(Fat FIRE)
FIREの王道!憧れの悠々自適タイプの生き方が、ファットFIRE(Fat FIRE)です。
Fat(ファット)には、「太った・豊かな」という意味があります。
生涯賃金を上回る資産を築いており、たとえ「贅沢な生活」を続けても、資産が尽きることのないFIREです。
自然と配当金や家賃収入などで不労所得も入ってくるので、一切働く必要がなく、お金の心配もありません。
ファットFIREの特徴
- 実現難易度:★★★★
- 目標金額 :2億円
- 収入源 :資産収入のみ
- 労働の有無:全く働かない
一般的な「FIRE」のイメージといえば、ファットFIREのような生き方を連想する方も多いでしょう。
FIREの王道と言われることもあり、実現難易度や必要になるお金は、4種類の中で最も高めです。
▼ファットFIREの特徴はこちら
②コーストFIRE(Coast FIRE)
好きなことだけやる!趣味で働くタイプの生き方が、コーストFIRE(Coast FIRE)です。
Coast(コースト)には、「楽に進む」という意味があります。
資産規模ではファットFIREと同じくらいありますが、あえて引退はせず、自分の趣味やボランティア的な業務に精を出すFIREです。
「生活費を稼ぐための仕事」は一切しなくていいというのがポイントで、社会に関わっていたいなどの理由から、ゆるく楽しい労働を続けています。
コーストFIREの特徴
- 実現難易度:★★★☆
- 目標金額 :1億円
- 収入源 :資産収入+労働収入
- 労働の有無:趣味で働く(生きるための仕事は不要)
医者や弁護士、実業家など、成功して資産的にはいつでもリタイアできるけど、仕事にやりがいを持ち、辞めずに働いている人をイメージするとよいでしょう。
無理をせず、楽しみながら仕事を前進させていくのが、コーストFIREというライフスタイルです。
▼コーストFIREの特徴はこちら
③リーンFIRE(Lean FIRE)
無駄なモノは徹底排除!ミニマルタイプの生き方が、リーンFIRE(Lean FIRE)です。
Lean(リーン)には、「痩せた・無駄のない」という意味があります。
質素・倹約を心がけ、生活費を極限まで抑えて暮らすFIREです。
我慢を伴う「節約」ではなく、お気に入りの一点を長く愛用するイメージなので、エコとも相性がよく、自然と支出も抑えられます。
リーンFIREの特徴
- 実現難易度:★★☆☆
- 目標金額 :5000万円
- 収入源 :資産収入のみ
- 労働の有無:全く働かない
支出を抑えるため、物価の安い地方に移住したり、自分で畑を持ち、自給自足生活を送っているLean FIRE達成者も多いです。
いかにお金を使わずに、ミニマリスト的な生活をしていけるかがポイントになってきます。
▼リーンFIREの特徴はこちら
④サイドFIRE(Side FIRE)
会社勤めのストレスから解放!副業で働くタイプの生き方が、サイドFIRE(Side FIRE)です。
別名、バリスタFIRE(Barista FIRE)とも呼ばれています。
しかし厳密にいえば、サイドFIREとバリスタFIREには、雇用形態の違いがあるため、その辺の話をサクッと解説しておきます。
サイドFIREとバリスタFIREの違い
サイドFIREのSide(サイド)は、「Side hustle=副業」を語源としており、会社に属さず「副業」で稼ぐイメージ。
一方、バリスタFIREのBarista(バリスタ)は、「コーヒーを入れる職業」が由来となっており、会社に属して「パート・アルバイト」で稼ぐイメージ。
つまり、
- サイドFIRE ⇒非・雇われ雇用(個人事業主・フリーランス)
- バリスタFIRE⇒雇われ雇用(パート・アルバイト)
を目指すことになります。
とてもよく似た2つのFIREですが、会社に勤めるか否かによって分類されることを覚えておきましょう。
▼バリスタFIREの特徴はこちら
サイドFIREというライフスタイル
今回は、とくに目指す人の多い「サイドFIRE」にフォーカスして話を進めていきますね。
サイドFIREとは、生活費の半分を「副業収入」で、もう半分を「資産収入」でまかなうタイプのFIREです。
自分のやりがいを感じ、楽しみながら頑張れる副業を続けてゆき、資産運用から得られる収益と合わせて、経済的自由を目指します。
「生活費を稼ぐための仕事」が必要になってくるのがポイントで、4種類のFIREの中でも、労働が占める割合は高めです。
しかし、その一方で実現難易度や目標金額は最も低く、最初に目指すべきFIREとして注目を集めています。
サイドFIREの特徴
- 実現難易度:★☆☆☆
- 目標金額 :3000万円
- 収入源 :資産収入+労働収入
- 労働の有無:副業で働く(生きるための仕事が必要)
稼ぐのは、生活費の半分でよいため、「自分の好きな仕事」、「理想の働き方」を選べることも魅力の一つです。
また、資産収入だけに頼る他のFIREと違い、収入源が二つあることも強みといえるでしょう。
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理想の生き方を探すコツ
さいごに、理想の生き方を探すコツについて、以下で3つの手順を紹介します。
- 目的地(達成したいこと)
- 価値観(大切にしていること)
- 手段(目的や価値観を満たす方法)
順を追って、解説します。
①目的地(達成したいこと)
まずは、目的地を明確にしましょう。
目的地とは、あなたが達成したいことです。
目的地の例
- 一生お金に困らない人生を歩みたい!
- ほどよく働いて、ほどよく休みたい!
- 田舎暮らしで、のんびり暮らしたい!
人生のゴールを設定するイメージで、自分の成し遂げたいこと、やってみたいことを書き出してみましょう。
②価値観(大切にしていること)
次に、価値観を明確にしましょう。
価値観とは、あなたが大切にしていることです。
価値観の例
- お金の価値観:お金よりも家族との時間を優先する!
- 仕事の価値観:ストレスや無理のない仕事を選ぶ!
- 人間関係の価値観:人間的に好きな人とだけ関わる!
絶対に譲れないモノ・妥協できないポイントを決めるイメージで、自分の考えを言語化していきましょう。
③手段(目的や価値観を満たす方法)
そして、手段を明確にしていきます。
手段とは、目的や価値観を満たす方法=FIREです。
たとえば、「ほどよく働いて、ほどよく休みたい!」という目的と、「ストレスや無理のない仕事を選ぶ!」という価値観を持っている方の場合、同時に満たす方法はいくつもあります。
手段の例
- サイドFIREを実現して、副業+資産運用で暮らす。
- バリスタFIREを実現して、アルバイト+資産運用で暮らす。
- コーストFIREを実現して、趣味+資産運用で暮らす。
最終的には、あなたの資質や魅力を存分に活かせるFIREを選ぶとよいでしょう。
まとめ:FIREとは、生き方の手段である!
FIREとは、あなたが達成したいこと、大切にしていることを実現するために用意された「手段」の一つです。
- どんなことを人生のゴールに掲げるか?
- どんなことに価値を感じるか?
目的地と価値観が明確になれば、選ぶべきFIRE(=生き方の手段)も、自ずと決まってくるはずです。
あなたはどのFIREを目指しますか?
ぜひ、自分の魅力を最大限発揮できるFIREを見つけて、リタイア後の人生を理想的なものにしていきましょう!
▼サイドFIRE達成までのロードマップはこちら
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